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西欧科学は狂っている

   

DNA信仰は科学界で未だに顕在~誤った認識がとんでも科学を生む

猿に人間の遺伝子を移植して、「遺伝子を組み換えたサルを使って、人間の認知の進化を理解する」実験が行われているようです。
生物進化がもっぱらDNA配列によって規定されるという前提に立った実験です。

しかし実際には、エピジェネティクスの説が優勢。
生物の進化や遺伝にとって、DNAはひつの要素に過ぎず、細胞質やRNAなどの駆動物質によって進化する(≒ラマルクの「要不要説」)可能性は大きく、また、その最たる例が人類の大脳です。
(「進化の主体はDNAではなく、生きた細胞の中にあるRNAやその他細胞質」(リンク)「霊長類の大脳は、DNA(塩基配列)変化の伴わない進化形態である」(リンク)より)

ここに立脚すれば、下記実験では、DNAを移植したとしても、移植した猿の外圧状況が人類の進化に匹敵するようなものでない限り、人類の脳の進化を追うことはできないでしょう。
危険かどうかを論じる前に、実験のロジックが成立しない=ムダという事になります。

根本の認識を誤るととんでも科学が生まれていく例と思います。


以下、「ヒトの脳を発達させる遺伝子、サルへの移植に成功。「非常に危険な道」と物議」(リンク)より、実験の概要です

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知能の発達したサルが、人類の代わりに地上を支配する日も近い? SF映画「猿の惑星」が現実になるかもしれないとして、ある科学論文が物議を醸している。

中国科学院・昆明動物研究所とアメリカ・ノースカロライナ大学の共同研究したもの。3月27日に中国の科学雑誌「ナショナル・サイエンス・レビュー」に論文が掲載された。

人間の脳を発達させる要因とみられるマイクロセファリン(MCPH)遺伝子の複製を、アカゲザル11匹に移植することに成功。

この遺伝子を移植したサルの行動を分析した結果、一般のサルに比べて短期記憶や反応時間が優れていたという。また、脳の発達に時間がかかった点も人間と似ていたという。

MITテクノロジーレビューによると、研究チームのリーダーを務めた昆明動物研究所の遺伝学者のビン・スー博士は「遺伝子を組み換えたサルを使って、人間の認知の進化を理解する初の試み」と説明した。

一方で同紙によると、今回の研究に懸念を示す声も欧米の科学者から出ている。

コロラド大学の遺伝学者、ジェームズ・シケラ教授は「人間の脳の進化に関連している遺伝子を研究するために遺伝子を組み換えたサルを使うのは、非常に危険な道です」と警告したという。



小川泰文
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