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近代科学を切開する

   

AIもうつ病になる?

人の心を学習し、人間と同じように思考するようにプログラミングされたAI(人工知能)。それは、人間の悲しい性質をも受け継がれるようだ。

■様々なタスクが行える汎用型人工知能の時代へ
人工知能システムが高度になりつつある昨今、機械が人間を支配するという話を聞いてもそれほど驚かなくなってしまった。AIは囲碁で人間を打ち負かし、脚本を書き、絵を描き、車を運転する。

そうしたAIシステムのほとんどはニューラルネットワークという、人間の脳を参考にした演算アーキテクチャである。

これまでのところ、各ニューラルネットは区分化され、1つのタスクを実行するために最適化されている。

よって囲碁で人間に勝てるAIが、他のタスクである車の運転をすることはできない。だが、いつの日かそうした”狭義”のAIシステムは統合され、なんでもできる汎用型人工知能(AGI)となり、さまざまな場面で人間よりも優れた手腕を発揮するようになることだろう。

■うつ病とセロトニン
マイネンはポルトガルにあるシャンパリモー未知センター(Champalimaud Center for the Unknown)の研究者で、うつ病について思索を続けてきた。

うつ病は世界で3億人の患者がいる比較的一般的な症状で、神経伝達物質「セロトニン」と密接な関係があるとされる。

セロトニンとは神経修飾物質という神経伝達物質の一種で、脳の大きな領域間のメッセージ送信に利用される。

脳が変化に適応する上で、セロトニンが大きな役割を果たしていることが、これまでの研究から明らかになっている。

「幸福と関係するというのがセロトニンのイメージですが、セロトニンニューロンが送信するメッセージは、”うわっ”といった驚きに関連します。古くなった考えを打破したり、抑制するには特に重要であるようです」

この意味でマイネンは、うつ病は、脳が変化に適応できない状態とみなせるかもしれないと述べている。彼は、その一例として、重傷を負ってうつ病になった人がその障害に対応できなかった事例を挙げている。

マイネンによると、選択的セロトニン再取り込み阻害薬や幻覚剤のシロシビンのような薬は、脳の可塑性を育むことで、うつ症状を緩和することができるという。


■汎用型人工知能に必要なセロトニンの機能が人工知能をうつ病へ
今後人工知能を、様々なタスクを行なう汎用型人工知能にするは、人の脳におけるセロトニンの働きと似たような機能を持つ、制御メカニズムを内蔵する必要があるかもしれない。

このメカニズムは機械を新しい状況に迅速に適応させるためのものだが、特定の思考パターンを強固にさせることで、人工知能はうつや幻覚など、人間の精神疾患のような症状が出る可能性があるという。

コンピューター神経医学は、AIアルゴリズムの研究によって、人工知能が人間のうつ病患者や幻覚を理解できるという前提に基づいている。その症状を知りつくしたAIがうつ病にならないとは言い切れないのだ。

引用:リンク




中 竜馬
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