ニュートンは万有引力を発見したといわれているが、その発想は同じ時代に生きたフックなどとの文通から生まれた。ガリレオ、ケプラーなどの観測に依存していたことは間違いない。ニュートンはプリンキピアを出版する前、地表の重力から類推して月の軌道を計算した。地球上の重力と惑星間、宇宙空間に働く重力を同じものと見た。これは現在も続いている。
物体間に働く重力を実証したキャベンディッシュの実験と同じく重要なエドベシュの実験がある。やはり鉛の玉を使い、両者が引き合うはずの力を計測した。地球の遠心力と重力が同じ力であることを証明したといわれている。慣性質量と重力質量が同じである、等価原理の証明である。現在の相対性理論は、等価原理の上に成立している。
しかし等価原理にしても、地表の重力と惑星間の重力が等しいという前提に立っているのだ。地表と宇宙空間の重力が異なるという現象はいくつも見つかっている。惑星直列は、主に日食で見られる現象で、コリオリの力が反対になったりする。地球を使った衛星のスイングバイ、地球の近くをぐるっと回って加速する、でもおかしな速度変化が観測されている。
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現在の物理学は実験したことのないニュートン、アインシュタインという2人の理論家によって作られた。
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