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近代科学を切開する

   

ホワイトサンズUFO搭乗事件その5(ダニエル・フライ)


「とんでもない」と声が応えた。「君がここで色々な事実をよく知って、その結果自分自身の意見を持つ機会を与えられたことは、我々にとって重要なことなんだ。ここへ来た主な目的の一つは、地球人の順応性、特に彼らの習慣的な考え方にとって全く未知な概念に心を急速に順応させる能力の程度を知ることにある。

昔、我々の祖先が行った地球探検はこの点で完全な失敗に終わった。今度はどうやら受容的な人を発見出来そうだから、我々が地球人の進歩に何かの役に立てそうだ。君の場合は、少なくとも今までのところは君の振る舞いが我々の最上の予想を上回ったんだ」

 私は言った。「君たちの人種と どんな人種であるにしても 我々地球人は少なくとも共通点を一つ持っていることが分かるよ。つまり冷やかしがユーモアの基本的な形だということだ。しかしその程度で悩まされはしないよ。ぼくは冷やかしの大家たちにからかわれてきたんだからな。

 君が最初目についてから僕がやったことは全て間違っていたことを認めるよ。第一に、僕に分別があるならば、じっと待って物体の下でぺしゃんこにされるかわりに、君が来るのを見たとたんにいち早くここから逃げ出したところだ。だが君が着陸したときには逃げたり少なくとも安全な距離でじっと立っている代わりに物体の周りをうろつく必要があった。

そして君の警告の声がスピーカーか何か知らないが、そこから流れ出たとき、僕は恐れたウサギみたいに飛びのいて、自分でもはっきり分かる程無様な格好で砂の中に這いつくばったんだ。そして、最後に言うが、重要さは劣らないよ。僕が君の言葉を信じていると君は思っているらしい。前にも言ったように僕は君の言葉が真実味を含んでいると考える余裕はあるんだが、大ぼららしいと考える余裕もあるんだ」

 「正にその通りだ」と声が答えて 「私の立場を説明させてくれ。冷やかしなどは言うつもりはなかったよ。心から本気で言ったんだ。最初に君は、逃げて安全を求めるよりも未知の危険に身を委ねながら、好奇心にかられて物体を調べたといった。」これは知識に対する欲求と現状の安全に愛する欲求とのあいだの悩みを表している。



千田祐介
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